コンソラータ
訪問看護ステーションの理念

『コンソラータ』とは、イタリア語で『安らぎ、慰める人』という意味があります。この言葉が示すように、ご自宅で生活される利用者様、ご家族様の安らぎの時間となるように、思いやりの気持ちを持って看護ケアを提供させていただきます。
私たちはみなさまとの出会いに感謝し、「またこの看護師さんにきて欲しい。」「看護師さんが来てくれるのが楽しみ」そう言っていただけるみなさまの家族の輪の一員にさせてください。

基本方針

  • ご利用者様、ご家族様を尊重し、その生活の質の向上を目指すための柔軟な対応ができるステーションを目指します。
  • ケアマネージャー、介護事業所、医療機関との密な連携を図り、みなさまが望む形での生活が継続できるようご支援をさせていただきます。
  • 看護スタッフの内外部の研修への参加を勧め、自己研鑽を図り、常に質の維持、向上に努めます。

管理者挨拶

 私たちは、一般社団法人高齢者住宅支援機構という身元保証会社の一部門として訪問看護ステーションを設けています。私たちが関わる方がご自宅でその人らしく生活でき、またこうなっていきたいという思いを実現できるためのお手伝いをしたい、と思い訪問看護に携わってきました。
 これまでたくさんの方に関りを持たせていただきましたが、私が訪問看護師としてやりがいと使命感を強く感じたエピソードがあります。その方は癌末期で余命数か月の告知を受けて、最期をご自宅で過ごされる選択をされました。入院中、嚥下障害によりほとんど食べることが出来なかったのですが、ご自宅に戻られてから食形態を変えながら嚥下訓練を行い、入院中にずっと食べたいと思っていたかつ丼を食べられるようになった時は満面の笑みを見せてくださいました。その後、病状が進み寝たきりとなった時にも、「病院にいた時から比べると、こんなに良くしてもらって天国のようだよ。」と話してくださいました。とても頑張り屋だった方ですが、それを支え応援することができ、ご本人への満足へとつながった事例です。私たちはそういった思いを、その時その時のケアにつなげていきたいと考えています。
 スタッフ間では日々の情報共有を密に行い、同じ思いでそれぞれのスタッフが生き生きと働けるように風通しの良い職場作りを心掛けています。内外研修への参加を積極的に進め、スタッフのスキルアップに取り組んでいます。
 どなたもたった一人の存在です。ご家族にとっても大切な存在です。ご利用者様、ご家族様、スタッフそれぞれを大切に思いながら日々努めて参ります。これからもみなさまのご理解とご厚情をお願い申し上げます。

管理者 御幡亜紀子